お手軽金継ぎを始めてみた②「金線を描く」
食器の貼り付けが終わったら、今度は金線を描く必要があります。どちらかというと、金線を描く方が難しい。
なぜなら、こちらは、技術よりも芸術的な素養がいるみたいなので。私は、一時期絵を描いていたので、多少は慣れているはずなのに、この金線には、苦戦中。
この方法の金継ぎの場合、描く金線はかなり立体的です。なので、ちょっとフォークロア調というか、クレヨン的というか。
ザラッとした陶器なら、なんとなくマッチしますが、磁器だと、やや合いにくい感じがします。
イメージしやすい急須のフタから、色塗りを始めました。この金の絵の具は、塗ってからすぐは、洗い流せます。それが救い。
まずは、フタの裏から。ごく普通に、割れた線をなぞりました。
表は、あまり直線的にしたくなかったので、割れた部分に、柔らかく、唐草模様を描きました。元々の急須の柄に模して、ドット模様でアクセントを。
これなら、まあ許容範囲かなと。フタだけではなく、急須の本体にも、金の唐草を入れた方がいいのか、迷い中。
買ったその日の帰り道に、落として割った、ウェッジウッドの「グレンミスト」。こちらは、取っ手だけが破損。でも、マグカップとしては致命的。
ペアのカップの方は、もっと技術が上がってからにしようと、そのまま置いています。こちらは、もはやジグソーパズルのように、バラバラ状態。
この取っ手のところの接着剤を隠したいので、色々考えたけれど、結局、くるっとドット模様を入れました。他にアイディアが浮かばず。
このやたらと太いドットを目立たなくするために、取っ手のところにも、ドット模様を入れました。今のところ、これ以上の考えは浮かばない。
取っ手の金を目立たなくするために、他のところにも金を入れるべきなのか、これ以上、手を加えない方がいいのか。
もっとも、この取っ手をぐるっと囲んだドットは、曲がって描いてしまったので、柔らかいうちに水で洗い流しました。
洋食器には、細筆で描くタイプの絵の具を使った方がいいのかもしれません。
とりあえず、今のところは、ここまで。またいいアイディアが浮かんだ時に、次に進もうと思います。
※「デグラグライフ」の記事を参考に、お手軽金継ぎをしてみました。
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