「おままごとSTYLE」60歳からの暮らし読本

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スポンジケーキを焼く前に


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いよいよ、スポンジケーキに挑戦してみましょう。


スポンジケーキは、作り手の技量がはっきりと出やすいものですが、そんなことは気にせずに、気楽に作りましょう。


その前に、ちょっとだけ、スポンジケーキについて、あれこれ知っておきましょう。



これは、別立て式で作ったスポンジ。気泡が荒いのは、私の作り方のせいです
白い大皿…ロイヤルコペンハーゲン「ホワイトエレメンツ」




スポンジケーキは、玉子の泡の力を利用して、ふっくらと膨らませるお菓子です。今では一番メジャーかもしれませんが、本場西洋でのホームメイドの歴史はそこまで長くありません。


玉子を泡立てる労力が必要、日持ちがしない、昔の薪のオーブンはオーブン庫内が小さいので、高さのあるケーキは焼きにくい、小麦粉の製粉の技術が悪かった、なども理由で、100年前は、パイの時代でした。


19世紀終わりから20世紀初めの、お菓子の作り方を見ていると「どんな木の薪を、どう並べてくべるか」から始まっています。スポンジを膨らますに足りる、大量の薪を準備するのも、大変だったようです。今はスイッチ一つで済みます.



 スポンジケーキの分類表



さて、スポンジケーキにも、分類があります。本当はもっともっと細かいのでしょうが、私の図は簡単にしてあります。


まずは、別立て式という、一番簡単で、失敗がない方法から、覚えるのがいいと思います。この別立て式で満足したら、この一つをマスターするだけで十分です。


別立て式というのは、まず白身を固く泡立ててから、黄身を入れる感じ。泡だて器で玉子を泡立てるのなら、別立て式でないと大変です。


でも、もしハンドミキサーがあるなら、共立て式の方が、楽です。共立て式は、玉子丸ごと泡立てていきます。どちらかというと、きめの細かいスポンジになる気がします。


この二つをマスターして、ついでにスポンジケーキのうんちくも覚えておけば、便利かもしれません。


私がお菓子に関しては、結構偉そうに語るのは、お菓子作りが上手だからではなく、お菓子文化、お菓子の歴史について、勉強するのが好きだからです。


私のライフワークなので、そこはお許しください。


では、明日から2回にわたり、別立て式のスポンジケーキの作り方を、お伝えします。