お味噌汁をつくる前に
お味噌汁は、日本の食事の、象徴的存在。作り方は、簡単と言えば簡単、でも、作り方を説明するのが難しくて、ずっと保留にしていました。
でも、そろそろ、作り方を伝えたい。
そのためには、少し説明が必要です。
お味噌汁=おだし+みそ+具(お味噌汁の中に入っている素材のこと)
これが基本ですが、おだしも、みそも、具も、どれもが、決まりのある食材ではないのです。
いろいろなみそがあるために、塩やマヨネーズ、ケチャップのように、味が一定ではない。なので、とにかくバランスの調整が必要。
そのかわり、いろいろ味わえるのが、魅力です。
だいたいの分量を覚えたら、あとは、味見をしながら、ぴったりとした味を見つけてください。
おだしは、粉末でもつくっただし汁でも、少し濃いめが望ましい。
みそは、それこそ好みのものを。私は甘め、つぶつぶした、合わせのものが好き。みそが多すぎると、おだしの味を消してしまうので、やや控えめに。
味噌汁の具は、おだしの中に、うま味が溶け込みやすいものを。私が一番いいと思うのは、玉ねぎ、短時間で、甘くてまろやかな、うま味が出るので、おすすめ。
その他、お汁にコクが出る油揚げも、初心者向けと言えるでしょう。
反対に、味噌汁の味を含んで、ぐっと美味しくなる素材も。大根とかジャガイモとか。これもよし。
うま味も出さず、味も含まないけれど、触感を楽しめるのが、豆腐やワカメ。混ざりあう美味しさとは一線を画す、独立独歩の美味しさです。
要は、どんな組み合わせでも美味しいのが、お味噌汁。
なんども作っているうちに、どのだしやみそを使っても、どんな素材でも、「自分の味」が、作れるようになるはずです。
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