「栗の渋皮煮」②渋皮の渋を抜く
今日は、「栗の渋皮煮」の一番のポイントである、渋皮から渋を抜きます。これをしないと、渋くて食べれません。
でも、上手に渋を抜くと、渋皮が、中の栗の実を、煮崩れないように、守ってくれます。
つまり、中がトロトロと柔らかい、絶品の栗の甘煮が出来上がります!
きれいに渋の抜けた栗
小皿…無印良品のボーンチャイナ
1 水につけた栗の中に、重曹を大匙1杯入れる。
重曹は、スーパーでも、薬局でも、売っています。ひと箱100円もしません。この重曹が、劇的に、渋を抜いてくれるのです。
2 そのまま、火にかけ、沸騰直前に、火を止める。
重曹を入れた状態で、茹でるのはダメです。栗の渋皮が、ドロドロに溶けてしまいます。
沸騰するまでに、すでに、水は、ドロドロと、黒くなっています。
3 真っ黒になった栗を鍋ごと、水で洗い流す。
初めは流水で流して、手を入れることが出来るくらいまで、冷めてくるのを待ちます。
流し台中、真っ黒に汚れます。
4 栗の渋皮についたモロモロを、指の腹でこすり落とす。
一度で、モロモロが取れる栗もあるし、中々取れない栗もあります。
何度か茹でている間に、モロモロは取れてきます。優しく丁寧に扱うこと。
5 栗を、1~2時間、水につさらず。何度か、水を替える。
茹でた栗を、また水にさらします。すぐに、茶色い色が出ます。それを、何度か、替えてください。
すぐに出なくなる栗と、いつまでも、茶色い色の出る栗があります。
時間の都合で、一晩つけても大丈夫です。私は、夜にしか、料理が出来ないので、夜に重曹を入れて、下ごしらえして、そのまま朝まで、水につけてます。
6 再度火にかけ、20分ほど茹でる。
そのあと、また、流水で洗って、モロモロを取って、また、水にさらして、渋を抜きます。
これを、4~5回、繰り返します。
水が、薄いバラ色になってきたら、渋は抜けてます。栗も、むっくりと、柔らかくなっています。
だいたい、栗を合計1時間くらい煮ると、柔らかくなるようですが、これも、栗によって違うので、串をさして、柔らかくなっているかどうか、確かめてください。
抵抗なく、すっと串が通れば、いい感じに仕上がります。
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