ドイツの伝統菓子「ジャムサンドクッキー」
このクッキー、簡単に「ジャムサンドクッキー」と紹介しましたが、元々は、ドイツの伝統的なお菓子で「オクセン・アウゲン」日本語で「雄牛の目」という名前がついています。
私には、とてもじゃないけれど、牛の目には見えない。ちょっと怖いので「オクセン・アウゲン」とは呼べません。
イタリアでは「オッキ・ディ・ブエ」と呼ばれるようです。
作り方は難しくありません。ただ、上にのせるドーナツ型のクッキーは、壊れやすいので、注意。
以前に紹介した「サブレ」の生地で作ります。
材料
サブレ生地…1単位分
(今まで一番多く作ったクッキー「サブレ」 - 「おままごとSTYLE」家事読本)
アプリコットジャム…半カップ
粉砂糖…大さじ3
「ジャムサンドクッキー」の作り方
1 サブレの生地を、よく冷やしておいてから、綿棒で5ミリ厚さに伸ばす。
2 直径5㎝くらいの菊型で、底になる方のクッキーを抜く。
3 上のクッキー用として、菊型で抜いた後に、2㎝の丸形で、ドーナツ型に抜く。
4 上下が、同じ数になるように、抜き終わったら、クッキングシートの上に並べる。
5 180℃に温めたオーブンで、12分~15分焼く。ドーナツ型の方は、焦げやすいので注意する。
6 網の上で、しっかりと冷ます。
7 小鍋に、ジャムを入れて、中火にかける。
8 木のスプーンで、混ぜながら、5分ほど水分を飛ばす。
9 冷めると、固くなるので、スプーンですくって、ポトッと落ちるくらいにする。
10 お皿の上に移して、冷ます。
11 クッキーの上に、煮詰めたジャムを塗る。
12 ドーナツ型のクッキーの上に、真っ白になるくらい、粉砂糖を振りかける。
13 ジャムのクッキーの上に、ドーナツ型のクッキーをのせる。
私は、食べたいと思ったら、すぐに作り始めます。なので、とてもいい加減。クッキーの型抜きをするときも、大きなラップにはさんで、のばします。
こうすると、キッチン台が汚れないので、手間が省けます。のばしたあと、そのまま冷蔵庫で冷やすと、型が、とてもきれいに抜けるんです。
このクッキーは、出来立てはパリッとした触感ですが、1日置くと、ジャムの水分がクッキーに移って、また違う触感になります。
それはそれで、美味しいので、私は、3日間くらい食べています。
若い頃、芦屋に「ベニール」という洋菓子店があって、そこの名物がこの「オクセン・アウゲン」でした。
チョコレート味のクッキーと、アプリコット味の2種類が入っていましたが、私の好きなのはアプリコットの方でした。
今は、そのお店がなくなったので、もっぱら私は、アプリコット味のクッキーを、作っています。
アプリコット(あんず)のジャムだと、美しいオレンジ色のクッキーが出来上がります。赤い実のジャムで作れば、ルビー色のクッキーが。
どちらでも、好みでどうぞ。
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