「おままごとSTYLE」60歳からの暮らし読本

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ヨーロッパ風に大きく焼く「メレンゲ」


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ヨーロッパのお菓子屋さんのショーウィンドウには、パステルカラーの、こぶしくらいの大きさのメレンゲが、山のように積んであります。


なんでも、ヨーロッパのお菓子を取り入れる日本なのに、大きなメレンゲがないのは、多分気候のせいだと思います。


メレンゲは、出来立てはカラッっとしていますが、湿気が多い日本では、すぐに、ベタベタしてきます。


それを防ぐために、粉類を入れて、小さく作っていますが、このタイプのメレンゲ、粉っぽくて、あまり好きではありません。


玉子の白身と砂糖、この2つだけで、シンプルに作るメレンゲを、ぜひ食べてみてください。





材料(天板2枚分)


玉子の白身…3コ~5コ分
粉砂糖…白身と同量






「メレンゲ」の作り方



1 ボールに、白身を入れて、ハンドミキサーで、固く泡立てる。


2 艶が出て、白身が立つくらいになったら、粉砂糖を、少しずつ入れながら、さらに泡立てる。



★かなり、砂糖の量が多いです。半量にしても大丈夫ですが、ちょっともろい出来上がりになります。減らすときは、7割くらいまでがいいかも。






3 天板の上に、クッキングペーパーを敷いておく。


4 大きめの絞りだし袋に、泡立てたメレンゲを入れて、手早く、こんもりと絞り出す。



★絞り出し袋に入れたら、あまりメレンゲの部分を触らないこと。すぐに、泡がつぶれて、生地が、だれてきます。






5 80℃~100℃のオーブンに入れ、2時間焼く。



★焼くと言うよりも、乾かす感じです。

★オーブンによって、最低温度が違うので、セットできる温度で。我が家のは100℃が最低温度なので、薄く焼き色がついてしまいますが、味は変わりません。





6 裏を叩いて、コンコンと乾いた音がすれば、出来上がり。


7 粗熱が冷めたら、網の上で、完全に冷ます。



★焼き上がりに、染み出た砂糖が、飴になっていることがありますが、問題はありません。






8 しっかりと固まったら、すぐに、乾燥剤を入れた密閉容器に入れる。



★乾燥剤は、海苔の袋に入っているのが、ベスト。


★すぐに、メレンゲが、湿気でベタベタしてくるので、必ず、容器に入れること。ラップくらいでは、パリパリ感は保てません。





このメレンゲ、おやつにもいいですが、この強烈な甘さが、お酒にも合うようで、夫は、酒の肴にしているようです。


味は砂糖だけ。固くなった綿菓子みたいな味です。触感は、自分で挟むタイプの、パリパリの、もなかの皮に似ているかも。カルメ焼きも同じタイプ。


見た目の華やかさに比べ、意外に素朴な味です。


もっと、華やかにしたいときは、焼く前に、食紅や食緑で、メレンゲをパステルカラーに染めてください。



スイスでは、このメレンゲに、ホイップクリームをたっぷりつけて食べるそうですが、それも美味しいのです。ベタ甘ですが…。


私は、カスタードプリンを作った後に、余った白身で、このメレンゲを作ります。


まずは、白身2コ分くらいの量(天板1枚分)で、一度作ってみてください。癖になります。


家でしか、美味しく食べることが出来ないお菓子こそ、ホームメイドの醍醐味です。