「おままごとSTYLE」60歳からの暮らし読本

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36年ぶりに食卓椅子を買い替える決心をする

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結婚した時に、買った家具の中で、唯一残っていたのが、ダイニングチェア。36年間使っています。


ただ、その当時流行っていた、籐の背もたれは、小さかった息子が毎日お箸を刺して、ボロボロに。綺麗だったのは、10年足らずだった気がする。


それでも捨てずに使っていたのは、なんだか変なこだわり。阪神淡路大震災を生き残った椅子、まあ家族の思い出もある。気に入ったデザイン。


でも、捨てなかった一番の理由は、私がイメージしていた「幸せな4人家族」の象徴だったからかもと、今になって思います。





義実家との交流が多すぎたため、「4人家族」の思い出があまりない。だからこそ、せめて椅子だけは4つ並べたかったのかも…。


今となっては、まったくこだわりはありません。その頃は、ナイーブで若かったのですよ!




私は、あまりお金をかけたくないタイプなので、自分で作れるものは自分でする主義。なので、座の布地は4回張り替え、背の籐の代わりに、100均のテーブルマットをタッカーで貼り付けて修理。


でも、さすがにもういいかな。この椅子。十分元は取った気がする。


カリモクの製品なので、修理に出せば、きれいになって帰ってくると思うけれど、きっと、新しいのが買えるくらいの値段になる。


それに、もう新しいものを、自分で選びたい。この椅子は、私のお気に入りだったけれど、自分で選んだものではないから。


結婚前も、結婚後も、家具やインテリアは、義母が、自分の友人と、勝手に選んでくるという形。


まあ、お金も出してくれるからいいのだけれど、本当はダメですよね。


もう、遠い昔のことだから、どうでもいいのだけれど、この椅子を処分することで、私に残っているモヤモヤも、消えるのかもしれません。


たかが椅子、されど椅子。この椅子が目の前からなくなったら、私はどんな気分になるのでしょうか。ちょっと興味があります。