「おままごとSTYLE」60歳からの暮らし読本

60歳からの暮らしは、楽しく気軽に、おままごとの感覚で!まだまだ、自分の世界を、広げていきたい。

59歳、心の中で家族関係をリセットしました


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私は、とても、我の強い人間なので、家族の中の、自分の役割を引き受けるのが苦手。上手く出来ない。


その中で、一番理不尽な家族関係は、「嫁」であったこと。こんな納得のいかない関係は、ない。


結婚してから、行動だけじゃなくて、考え方に口を挟まれる。これが一番つらかったな。


心の中に、いきなりこぶしを入れられて、ぐちゃぐちゃと、混ぜられる、嫌な感じ。


「私が間違っているのかな」「私が悪いのかな」


若くて、おバカだった私は、なぜか、自分を責めて、ずっと我慢していた。我慢というか、自分の置かれている状況のおかしさに、鈍感だったんだろうと思う。


そのことで、私の心は傷ついて、そして歪んでしまった気がする。



ポートピアホテル
若いころ屋上のラウンジから
夜景を見るのが大好きでした

 



今は、認知症で、かわいくて穏やかなおばあちゃんになった義母。


コロナ禍になるまでは、義母と私の母、娘と孫娘、息子と夫、みんなでホームパーティーをしていたりしたのだけれど、だんだん、昔の古傷が痛むようになってきた。


今は別に、なんとも思っていないはずなのに。


でも、もう無理するのは、嫌になって。ただ、今更、表面だって揉めるのも嫌。




なので、私は、心の中で、嫁であることだけでなく、妻であることも、母であることも、娘であることも、すべて、一度、リセットしました。


誰が嫌だからとか、そんなことではなく、家族関係をフラットにして、見直したかった。


これが、この1年の心の変化。


表面的には、なにも変わっていないけれど、私の中では、しっかりと整理出来ました。




家族の嫌なところは、家族という、一見温かい関係の中に、実はしっかりと上下関係があるからだと思う。


自分が上ならいいけれど、下位なら嫌だな。


だから、子どもたちとの関係に、上下はつけたくない。特に、息子の奥さんに対しては、上下関係は避けたい。


せめて、次世代には、もちこまない。私が少し孤独になったとしても、そこは死守したい。やせ我慢かもしれないけれど。




そんな風に、この1年、静かに静かに、整理をして、私は少し安らかになりました。


一人で考えて、一人で決める。


一応、60歳で、リスタートを切るつもりなので、その一環です。





追記 ここからは、読み返して、間違いを正しました。


誰が嫌だからとか、そんなことではなく→これは嘘です。嫌な人がいます。大嫌いです。


私が少し孤独になったとしても→これもやせ我慢。本当は孤独になるつもりはありません。いい子どもたちや、友人に恵まれました。感謝して、一緒に過ごしていきたい。


一人で考えて、一人で決める→これも、間違いでした。一人ではだめです。嬉しいことに、私の周りは、福祉や司法の専門職がいっぱい。相談したら、いい意見がもらえました。プロであり友人である人に相談する、そして、行動することを助けてもらう。大切なことでした。