手作りでしか味わえない「文旦の皮の砂糖漬け」①
柑橘類の皮の砂糖漬け、またの名を「ピール」。
お菓子を作る人なら、知っているかもしれません。お菓子材料として、「オレンジピール」や「レモンピール」が売ってますから。
わざわざ、かんきつ類の皮を調理しなくても…と、思いますが、ホームメードのピールは、柔らかくて、とても美味しいのです。
しいて言えば、大量の砂糖で作った「つくだ煮」といった感じでしょうか。食感は奈良漬けみたいとも言えなくもない。
「手でつまんで食べられるマーマレード」というのが、一番近いかも。
手作りでしか味わえないので、もし、マーマレードやジャムが好きな方は、お試しください。手間がかかっても、それだけの価値はあります。
ただ、びっくりするほど甘い。
手順は、皮の苦みを取る→柔らかく茹でる→砂糖蜜をしみ込ませる です。
材料
文旦(ぶんたん)…中の白い部分が多い柑橘類がベスト
煮込み用の砂糖…文旦の皮と同量
仕上げ用の砂糖…適宜
「柑橘類のピール」の作り方🍊
1 文旦の皮をむいて、重さを計る。
2 皮を、短冊(長方形のこと)に切って、1時間以上水に晒して(水につけること)、苦みを取る。
3 大きめの鍋で、皮と新しい水を入れて、火にかける。
4 沸騰したら、そのまま30分ほど、皮が柔らかくなるまで、茹でる。
5 ざるにあける。
6 流水で、簡単に洗う。
7 10分ほど水につけて、苦みを出す。まだかなり苦ければ、さらに茹でる。
下茹で(本番の前に、事前に茹でておくこと)した文旦の皮はこんな感じ。
半分透き通るようになれば、OK。
苦みに関しては、すぐに抜けるものもあれば、ずっと苦いのもあります。これは、作ってみないとわからないので、それぞれの個性と思ってください。
皮の表面よりも、白いワタ(かんきつ類の白いところのこと)の部分を食べる感じ。
白い綿が薄いオレンジやレモンは、ちょっとするめみたいな食感になるし、いつまでも苦みが抜けないので、注意。
8 水につけていた皮を、軽く絞る。軽すぎると水分が残りすぎるし、固すぎるとつぶれるので、ほどよく。
次回は、下茹でした文旦の皮を甘煮にして、仕上げをします。
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