サンリオキャラクターの夢の世界「サンリオ展」へ
私と同世代の男性にとって、サンリオショップって、どういう位置づけだったのでしょう?
私にとっては、夢の世界でした。小学校の時、シールやメモを女子を、男子が不思議そうに見ていたのを思い出します。
姉がいる男子は、結構詳しかったけれど、男兄弟だけの男子は、意味が解らなかったんでしょうね。
その、サンリオキャラクターの展覧会へ、行ってきました。ポンペイ展と同じ、京セラ美術館です。
サンリオキャラクターのぬいぐるみの展示。私は、ぬいぐるみよりも、文房具が好きでした。
サンリオ出版が出す本は、本当に美しくて、私は夢中でした。
「詩とメルヘン」は、私の愛読書だったので、私にとっては、やなせたかしさんは、アンパンマンの作者ではなくて、詩人であり、「詩とメルヘン」の編集長です。
色々なテーマで出版する、詩集も素敵だったし、詩もメルヘンも挿絵も、投稿を集めては、そこから、たくさんのプロを排出していました。
松任谷由美の歌詞に、美しい挿絵がついていた特集を、思い出しました。
パティ&ジミー。キティちゃんよりも、ずっと好き。
当時のイラストレーターの仕事場を、再現したもの。夢のある作品を生み出すには、夢のある場所で描く、というコンセプトだったそうです。
こんな仕事部屋、今でも欲しいかも。
いちご新聞も、サンリオショップにありました。こうやって見ると、本当にたくさんのキャラクターがいたんだなあと。
サンリオキャラクターを生み出すアーチストは、無名性を重視して、誰でも描けるようにしていると、聞いていましたが、こうやってたくさんのキャラクターが並ぶと、やはりそれぞれのアーチストの個性が見えるようです。
今では、ほとんど人気がない「マロンクリーム」。この展覧会のグッズにも、ほとんど採用されていません。
でも、私には思い出深いもの。娘のお気に入りのキャラクターだったから。
小学校に入るときに、マロンクリームの筆箱と、箸箱と、給食セット入れを買ったのを、思い出します。
久しぶりにサンリオを見て、また「かわいい」に戻りたくなりました。
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