人生を彩ってくれた本⑥「二年間の休暇」
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今では、古典と言っていい物語かも
ジュール・ベルヌの「二年間の休暇」
別名を「15少年漂流記」と言いますが
そちらの方が、まだ有名かもしれません
私は、この物語が、子どもの頃から大好き
また、この岩波古典シリーズの
訳語と挿絵と表装が、素晴らしいのです

大英帝国華やかだった時代
ニュージーランドにあった、
裕福なイギリス人向けの
寄宿学校の生徒たちの物語
夏休みに、近海をクルージングする前に
嵐で船が流されて、無人島に漂着
色々な工夫をしながら
その地で、たくましく暮らしていく
冒険物語です

12歳から14歳の、15人の少年
これまで、最高の教育を受けているので
誰かが、なにか特技がある
会計的なセンスを持つ、アメリカ人のゴードン
航海経験があり、素晴らしいリーダー素質の
フランス人ブリアン
典型的イギリス人の大金持ち
スポーツマンで射撃の名手のドニファン
技師の息子で、海図も製図も、読み取るし
なんでも作ってしまうバクスター
当時の富裕階級が
子どもであっても、
どれほど高度な教育を受けていたのか
よくわかります
船の廃材で、洞窟に窓やドアを取り付け
川から水道管を通し
重さを計算しながら、いかだも作る
星座から、島の位置も測定するなんて
どんな子どもなんだと、不思議

彼らが、時に協力し、特にぶつかり合って
最後は、島に上陸した海賊と戦い
船を奪って、故郷に帰るというクライマックス
これも、食いっぱぐれの海賊よりも
彼らの方が、射撃の腕前が優れていたからこそ
色々、考えさせられます
多分、中学生の頃は
毎日のように、読んでいた気がする
本当に好きだし、今も大好き
大好きな理由は、もう一つ
私は、主人公のブリアン少年が理想の男性像
まあ、恋をしていたというところ
主人公のブリアンは、男気があって
優しく冷静、頭はよく、気取らないという
なんでもありの人物ですからね
ブリアン少年にはモデルがいたそうです
フランスの大統領の
アリスティード・ブリアンという方
1926年に、ノーベル平和賞も受賞しています
古典童話には、今でもなんの遜色もない
作品がいっぱい
その中でも「二年間の休暇」はおススメです
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