「おままごとSTYLE」60歳からの暮らし読本

60歳からの暮らしは、楽しく気軽に、おままごとの感覚で!まだまだ、自分の世界を、広げていきたい。

一番好きなクリスマスの物語


このブログの「目次」と「分類」 - 「おままごとSTYLE」60歳からの暮らし読本



たくさんのクリスマスの絵本がありますが
私が一番好きなのは
小さな頃に読んだ
浜田廣介さんの「いちばんいい贈り物」


1921年の作品ですが、私が持っているのは昭和40年刊行のもの






美しい文章
美しい挿絵


その中に出てくる東京タワーに、どんなに憧れたことか!
今でも私が東京タワーを見ると
胸がドキドキするのは
多分、この絵本の影響です


ただし、大正期には、東京タワーはありませんでしたから
これは、現代(でも昭和40年!)の光景らしくするため






東京の街に降り立ったサンタクロースが
お互いを思いやっている乞食の父と子を見つけ
こっそりとプレゼントを置いていく


それだけの話ですが、悲しくて暖かい






よは ふけかけて、つきがそらに、のぼって、きました。
ほしの ひかりは、さえてきました。


ふくろを しょって、おじいさんは、はしをわたっていきました。
となかいとそりとを かくして、そっとあるいていきました。


あかりの みえる まちのほうへ。



これが、物語のラスト
なんとまあ、抒情的な言葉なのでしょう


この本にまさるクリスマスの本に
まだ、出会えません
 
多分これからも、この本が、一番だと思います