果物の濃厚な味を楽しむ「ジャム入り紅茶」
私は、ジャムを作るのは好きですが、ジャムをパンに塗って食べるのは、好みません。
なので、貰い物のジャムの使い道にも、ちょっと困ることがある。
世の中にたくさんのジャムが出回っていますが、皆さん、本当に、そんなに好きなのでしょうか?ジャムが必要でない人も多い気がする。
そんな時は、ジャム入りの紅茶を楽しむことにしてはどうでしょうか?
美味しくて、ちょっと元気の出る紅茶。意外にジャムの味が際立つのです。
黄色い紅茶缶…リプトン紅茶のおまけ
グラス…ウィスキーホワイトホースのおまけ
材料(1人分)
紅茶(ティーバッグ)…1個
貰いもののジャム…大さじ2
「ジャム入り紅茶」の作り方
1 耐熱ガラスのコップに、ティーバッグを入れて、お湯を注ぐ。
2 濃い目の紅茶が出来たら、ティーバッグを引き上げる。
3 ジャムを入れて、スプーンで混ぜる。
ガラスのコップを使うのは、私が、昔初めて飲んだジャム入り紅茶が、ガラスの器だったから。神戸三宮センター街の、今は廃業した洋菓子の「コスモポリタン」が経営しているレストランでのこと。
今回、私は「ジャム入り紅茶 」と表記しましたが、もっとメジャーな言い方をすると「ロシアンティー」です。ジャムが入ったものを、そういうみたいです。
「コスモポリタン」は、ロシア革命により、日本に亡命してきたロシア人のモロゾフ氏が作った洋菓子店。そのレストランでは、それはそれは美味しいロシア料理の軽食を食べることが出来たのです。
そのランチが私の大好物で、ボルシチとピロシキと、このロシアンティーのセットで、35年前に1000円だったのを、覚えています。
ここのロシアンティーは、バラの花びらのジャムを小皿に乗せて、自分で紅茶に入れたり、スプーンでなめたりと、好きに楽しめるようになっていました。
とても大柄な、金髪の老婦人が、お店を取り仕切っていて、かなりの高齢だったのにも関わらず、テキパキと采配を振るっていたのを、思い出します。
時代が流れ、今は、ロシアンティーを、優雅に楽しむ雰囲気ではなくなりました。それでも、とても美味しい飲み物。
また、ロシアンティーという名前で飲める日が来るまで、私は「ジャム入り紅茶」を、少しばかりの苦みとともに、味わっていこうと思います。
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