「おままごとSTYLE」60歳からの暮らし読本

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京都でイタリアを感じる「ポンペイ展」

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数年前に、イタリア旅行に行きましたが、ポンペイまでは、足を延ばせず。なので、今回、京セラ美術館で、展覧会があると知って、すぐに行ってきました。


小学生の頃からの、古代史好き遺跡好きです。


「ポンペイ展」は、写真撮影OKなので、あちこちで、みんなパチパチ。


超一級品の、目玉の展示品があるわけではなく、どちらかというと、身近で楽しめる感じ。





壁画に描かれているのは、大爆発前のベスピオス山。山頂近くまで、ブドウが植えられています。


このあたりでも、盛んにワインが作られていたことが、わかります。これは、フレスコ画。






富豪の家を飾る、大理石の像。当時、ウィンドウに飾ってあったわけではないので、工房に注文して、作らせていたのでしょうか。





壁か床のモザイク画。とてもきれいな状態で残っています。額に入れて、絵を持ち運ぶようになるのは、ずっと後のこと。当時の絵は、直接壁や床にはめ込まれたもの。


有名なアレクサンダー大王のモザイク画も、ポンペイのお屋敷から出土されたもの。ここには、展示されていませんでしたが・





こんな風に、作りこまない感じの、大理石の柱飾り。2000年前のノミの跡が残っています。


ローマのフォロ・ロマーノ(昔のローマの公官庁街の遺跡)にも、こんなノミの跡の残った、柱の一部が、あちこちに散乱していました。


当時の職人は、2000年以上もそのまま残るなんて、思ってもいなかったでしょう。



ポンペイの遺跡のよさは、多分その保存状態にあると思います。


ポンペイは、貴族や富裕層の別荘地として発展したところ。なので、当時の贅を尽くした建物や調度がある。





普通は、繁栄のあとに衰退があって、美術品も散逸していくものだけれど、ポンペイは、繁栄したまま埋まってしまったので、そのまま残ったというわけです。


もし、京都に行く用事があるなら、一度足をのばしてみてください。