骨までしゃぶり尽くそう「鯛のあら煮」
鯛は、どこをとっても美味しい。スーパーでパック詰めにされている、鯛のあらも、素材としては、いうことなし。
鯛1尾分のあらでも、ひとパック300円くらいなので、どんどん使ってください。
今回は、鯛のあら煮を作りましょう。
材料
鯛のあら…1尾分
日本酒…200mlくらい
上白糖…大さじ山3杯くらい
醤油…50mlくらい
「鯛のあら煮」の作り方
1 鯛のあらは、きれいに洗い、うろこが残らないようにする。
2 大きめのフライパンに、出来るだけ重ならないように、並べる。
3 日本酒を入れて、鯛が半分浸かるくらいの水を足す。
4 真ん中に、穴を空けたアルミホイルをかぶせて、中火にかけ、鯛の身に火を通す。
5 3分ほどして、身が白くなったら、アルミホイルを取る。
6 上白糖と醤油を入れて、さらに3分ほど煮る。
7 途中、お頭の分厚いところにも、味が染みるように、スプーンで煮汁をかける。
8 火からおろして、煮汁と一緒に、お皿に盛る。
煮魚は、味をしっかり染み込ませようとすると、身が固くなりやすいのです。
なので、あまり料理に自信がない場合は、魚を軟らかく蒸し煮にして、煮汁をと一緒に、混ぜながら食べる方が、失敗しないと思います。
この作り方は、昔、吉兆の方が「暮らしの手帖」で紹介していました。私はもっぱら、このやり方です。
なのでコツは、身に火を通しすぎないこと。そして、うろこが混ざらないようにすること。食べているときに、うろこが口の中に入るのは、とても不愉快ですから。
ちなみに、鯛は、頬の肉が一番美味しいと、言われています。ぜひ、お試しください。
一晩冷蔵庫で保存した場合は、骨から出るゼラチンで、煮汁がにこごり(ゼリー)になって、また別のおいしさが味わえます。
どうぞ、難しく考えず、骨までしゃぶってください。
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