「おままごとSTYLE」60歳からの暮らし読本

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コトコト煮込んで作る「ボルシチ」


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私は、汁物が好きです。お出汁でもスープでも。温かくて、滋養があって、色々な食材から溶け出した味のハーモニーがいい。


今回は、東欧の代表的なスープ、ボルシチを紹介します。


私が、やたらとロシア料理店に行きたがるのは、このボルシチが食べたいから。


もし、生のビーツを見つけたら、ぜひ、ボルシチを作ってください。





材料(大鍋1杯分)


ビーツ…1コ
豚バラの塊…500g
キャベツ…1/4コ
玉ねぎ…中2コ
じゃがいも…中2コ
人参…中2本
トマトピューレ…100ml
チューブにんにく…10㎝くらい
鶏のスープ…200ml
ヨーグルト…少量




これがビーツ。ごくたまに、スーパーで見かけます。




1 豚バラは、3㎝角に切り、きつめに塩コショウし、ニンニクをすりこむ。





2 鍋にサラダオイルを入れて、表面がきつね色になるまで、炒める。





3 粗みじんに切った玉ねぎを入れて、さっと炒める。





4 鍋に、鶏のスープを入れて、材料が浸かるくらいまで、水を足す。


5 沸騰したら、弱火にして、豚バラが柔らかくなるまで、1時間ほど煮る。





6 お肉が、とろけるほど柔らかくなったら、切った野菜と、トマトピューレと、塩小さじ1を入れて、ひたひたの水加減で、30分煮る。





7 ビーツは、厚く皮を剝いてから、適当な大きさに切る。





8 ひたひたの水加減で、ビーツに串が刺さるようになるまで、15分ほど茹でる。





9 茹でたビーツを入れて、さらに弱火で煮る。


10 ビーツの茹で汁を、少し煮詰める。





11 少し煮詰めたゆで汁を、少しずつ、大鍋に入れ、きれいな紅色になるようにする。


12 塩コショウで、味を整える。


13 お皿に盛り、上からヨーグルト大さじ1をかける。






ポイントは、いくつかあります。


水加減は、いつもひたひたくらいまで。スープに溶け込んだ味を、薄めないようにするためです。


ニンニクの風味をきかせること。これが、味のポイントになります。


◎スープは、出来るだけ鶏ガラで取った方がいい。豚バラから出るスープだけでは、大なべ一杯分のボルシチに、風味をつけるには、至らないから。


ビーツは新鮮なものを。古いと、きれいな紅色が出ません。


スープと言っても、どちらかというと、食べるスープに近い。ロシア風おでんみたいな感じです。


味付けは、塩とコショウをメインに、自分の舌に合うように、調整してください。



今回、私は、豚バラを使いましたが、牛肉でも美味しいです。


そもそも、ボルシチは、幅の広い食べ物で、それぞれの国や地域、家庭で、材料も作り方も、色々だそうです。


まあ、ビーツだけは、お決まりなのかと思っていたら、ボルシチに欠かせないのは、キャベツだそう。


でも、ボルシチの魅力は、やはり、ビーツの色です。缶詰めでもいいので、必ず入れてくださいね。トマトのオレンジを消すくらいの量は、必要です。