「おままごとSTYLE」60歳からの暮らし読本

60歳からの暮らしは、楽しく気軽に、おままごとの感覚で!まだまだ、自分の世界を、広げていきたい。

30代で死ぬということ


私の姉は、35歳で発病し
38歳で、亡くなりました


短かったからといって
姉が不幸だったとは思いません


本人も、自分は不幸ではないと
ただ、不運だったのだと
病床で、話してくれました


幸せな家庭を離れて
小学生の2人の子どもを残して
すべての楽しいことを置いて
描いていた未来の予定もあきらめて


それでも、不幸ではないと言い切る
姉の強さ


まわりに、気を遣ってくれていたのだと
今頃、わかります



宝塚の高台から見た、北摂山系
この日、山際にかかる、虹を見ました
見下ろすように、虹を見たのは初めてです




みんな、姉を愛していたのに
それぞれの、辛さや悲しみも大きすぎて
家族は、バラバラになってしまった


本当は、残された私たちが、助けあえたら
一番よかったのに




若い家族が亡くなることは
とても残酷なこと


25年も経つのに、いまだに悲しい


自分が幸せを感じた時、数秒置いて、胸が痛む


この幸せを、姉にも味わって欲しかったな
きれいなものを、もっと見て欲しかったな




今夜は、なぜか、姉のことを、強く思い出しました
命日が、近づいているからかも、しれません