「おままごとSTYLE」60歳からの暮らし読本

60歳からの暮らしは、楽しく気軽に、おままごとの感覚で!まだまだ、自分の世界を、広げていきたい。

別れはいつも悲しい


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今年の始めに、友人の訃報が


2年間の壮絶な闘病の末

帰らぬ人になりました


まだ40代の若さだったのに







友人とは、20年来の付き合い


同じ法人で働いていて

ずっと顔見知りではあったものの

仲がいいとは、言えなかった


私の仕事の失脚で

その人が責任者の部署に

私は預けられました


そこでも、お互い火花を散らしたことも

大声で喧嘩をしたこともありましたが

お互いが、同じ熱量で同じ方向を見ていることがわかってきました


そのあとは、なくてはならない仲間になりました

多分、彼も同じ気持ちだったと思います


2年後に、また他の部署に飛ばされる事になった時

庇ってくれて、泣いてくれました


それから10年近くが経ち、彼は大出世を遂げ

自分の仕事に邁進していたのに

病魔が襲うなんて


病気のことは公表していました

強い人でしたから、どんどん弱っていく自分の状況を、逐一説明していて


最後まで諦めてはいなかったけれど

仕事の引き継ぎは、始めていた


最後にあった時、私は彼にお礼を行って

やはり仕事仲間の男の子と3人で

ハグをして、別れました


別れは悲しい

私よりも若く、私よりも人の役に立っている人が

先に逝くなんて、やりきれない


同僚であり、同志であり、愚痴仲間であり、弟のようでもあった人


いなくなってみると、私は父を亡くしたような

実家がなくなったような、喪失感


思ったより、私はずっと彼を頼っていたことに、気が付きました