お正月用の「金柑の甘煮」
一度、おやつ用の「金柑の甘煮」を紹介したことがあります。
今回は、お節料理として使う、おひさまの様に丸い形の「金柑の甘煮」を作ってみましょう。
材料
金柑…300g(普通の金柑20個くらいです)
砂糖…300g
お正月用の「金柑の甘煮」の作り方🍊
1 金柑のポッチを取る。
2 金柑のまわりに、5ミリ間隔で切れ目を入れる。
3 金柑が、浸かるくらいのお湯を入れて、5分ほど煮る。
4 すぐに、水の中に入れて、手で持てるくらいまで、冷ます。
5 金柑の上下を、親指と人差し指で、軽くつまんで押し、中の種を押し出す。
6 ぺったんこになった金柑を、元の形に戻す。
7 鍋に、金柑と、かぶるくらいの水を入れ、砂糖を溶かして、20分から30分くらい、中火で煮る。
8 金柑が透明になって、丸くなってきたら、火を止めて、蜜の中で冷やす。
9 器に盛る時も、再度、金柑の形を丸く整える。
おひさまの様に、ふっくらと丸い形を作るために大切なことは、形を崩さずに、種を取り出すことです。そのためには、「茶せんに切る」という方法を使います。
お茶をたてる時の、茶せんの形みたいに、金柑のまわりに、切込みを入れること。
5ミリ間隔くらいに、切れ目を入れると、あとで、その隙間から、種を取り出すことが出来るのです。
左手で金柑を持ち、包丁の角の部分で、切れ目を入れるといいのですが、手を切りそうだと思ったら、まな板のうえに金柑を置いて、包丁で切れ目を入れてください。
ただし、ザクっと輪切りにしてしまわないよう、注意!
さっとゆでた後、切れ目から、竹串を使って、丁寧に種を取るのが、本来のやり方です。
でも、私は、指でペタンコになるまで押して、種を出します。この、乱暴なやり方だと、一緒に、果肉も出てくることがありますが、その時は、指で果肉を押し戻しています。
丸く作るもう一つのコツは、砂糖の量です。
おやつ用の金柑は、砂糖の量を、金柑の40%くらいに抑えていますが、丸い形をとどめるためには、金柑と同量の砂糖が必要。
「金柑の甘煮」が冷えた時に、砂糖の力で、形を丸く保ってくれます。
あまり甘いのが好きではないという理由で、砂糖の量を減らすと、味は美味しいのですが、少し潰れてペタンとした形になってしまいます。
お正月のお重の中に、金柑があると、とても華やかになりますので、おすすめします。私は、多分ほぼ一人で食べているんじゃないかと、思います。
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