「おままごとSTYLE」60歳からの暮らし読本

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「母は認知症ではない」と信じていた②


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認知症ではないと、診断されたものの、母の不穏はそのままです。


なぜか、数字だけが読めない。だから、約束事も、決まった時間に薬を飲むことも、出来ず。


なので、症状の改善とは別に、介護保険を申請しました。


介護保険を受けるには、必ず認定調査が必要ですが、この順番は結構かかる。


その時は、暫定利用という方法があります。認定調査の結果が出る前から、サービスを使うことです。


条件としては、結果が非該当(サービス利用不可)の場合は、これまで使ったサービス費は10割負担しなくてはいけません。


あまり知られていませんが、これだと、その日から、サービスが使えます。


母は取り急ぎ、デイサービスとヘルプサービスを始め、当座をしのぐことに。




神戸メリケン波止場にある
神戸ポートミュージアムからの風景

下は、地面を歩くカップル
上は、渡り廊下の二人
遠景は、ハーバーランドです




その間、主治医が、細かい投薬調整を行い、母にとっては副作用が強い薬を、1/5まで減らし、他の薬で補う方法を取りました。


結果、認知症状は、少しずつ改善。ただ、持病の方が改善せず、また認知症状らしきものが。


またしつこく精神科へ受診し、今度は、鬱との診断。


でも、やはり治療薬が合わず、食事をとらなくなりました。


なかなか難しい…。


安定したのは、つい最近です。



結局のところ、母の認知症状が、薬の副作用だったのだと、思いますが、よくわかりません。


母は、当時の記憶がありませんから。


私は、たまたま、高齢者福祉に長年携わっていたので、認知症とはちょっと違うと感じたのかもしれませんが、これも、よくわかりません。


ただ、母が認知症だと、信じたくなかった。そして、運よく、認知症ではなかった。



多分、周りの支援者は、全員、母を認知症だと、とらえていたし、認知症を否定する私を、「真実を見ない、困った人」と考えていたと思う。


そういった意味では、結構孤独な闘いだったかも。


なによりも、母が母でなくなるのを見るのは、きつかった。


私は、かなりの母親っ子ですから。


なんだか、とりとめのない話になってしまいました。


これにて、終わります。