私の得意料理④「黒豆のお餅」
この黒豆のお餅、私の大好物です。子どもの頃、年末になると、父方の伯父夫婦が、この黒豆のお餅と、正月用の丸餅を、段ボール一杯、送ってくれました。
お餅が固くなる前に、のし餅を、包丁で薄切りにしなくてはいけません。それを見るのも楽しくて…。
この黒豆のお餅、今ではどこでも売っていますが、私からすると、柔らかすぎるし滑らかすぎる。豆のちょっと少ないかな。
ザラッとして、粒の粗い豆餅が、私の田舎の味。なので、試行錯誤して、ふるさとの味を再現しました。
自宅でお餅を作るために、パン焼き器が必要です。捏ね機能だけを使います。安い機種で十分。私は、パンよりも、お餅のために、常備しています。
材料(のし餅2本分)
もち米…2カップ×2
黒豆…半カップ×2
食塩…小さじ1×2
「黒豆のお餅」の作り方
1 もち米カップ2杯ずつを、それぞれのボールに入れて、しっかりと洗い、30分ほど水に浸けておく。
2 大きめの蒸し器に、たっぷりの水を沸かしておく。
3 ざるにあけて、お米の水気を、しっかりと切る。
4 蒸し器の中に敷いたふきんの上に、お米を入れる。
5 軽く洗った黒豆を、お米の中に、埋め込むように入れる。
6 お米を包むようにして、フタをする。
7 しっかりと蒸気が出る状態で、30分蒸す。
8 中のお米をつまんで、芯があるかないかの状態であれば、よい。
9 パン焼き器の中に、入れる。
10 塩を入れて、捏ね機能で5分混ぜ合わす。
12 丸い塊になってきたら、容器から取り出して、手で、細長い形に整える。
13 クッキングペーパーの上で、冷ます。
14 表面が固くなってきたら、包丁で、好みの厚さに切る。
慣れると、どうということはありませんが、大切なコツがあります。
それは、水分量の調整です。
蒸しすぎたり、水に浸ける時間が長すぎると、柔らかいお餅になってしまいます。もちろん、柔らかいお餅も美味しいのですが、家庭で気軽に作るには、扱いにくいんです。
柔らかいお餅を整えるには、手も周りもベタベタ。餅粉を周りにまぶすのも、柔らかいと、餅粉がお餅の中に、入りこんでしまって、味が落ちます。
手で持っても、くっつかないくらいの固さが、ちょうどいいです。
あと、黒豆の量は、少なすぎず、でも多すぎずに。
市販の豆餅の1.5倍増しくらいが、一番美味しいと思います。
塩の量も大切。
おにぎりと一緒で、あらかじめ塩味がついている方が、美味しいので、自分の好みの量を見つけてください。
塩がしっかりと効いていると、スナックとしては、最高です。
まだ、お米の粒が残っている状態の、出来立てのお餅を、さっとあぶって食べる美味しさと言ったら!
冬のお楽しみです。
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