「おままごとSTYLE」60歳からの暮らし読本

60歳からの暮らしは、楽しく気軽に、おままごとの感覚で!まだまだ、自分の世界を、広げていきたい。

95年分の荷物は、半端じゃなかった!


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95歳の伯母の賃貸住宅を整理中
8月中に、引き払わなくてはいけません


伯母は、神戸の空襲と、阪神淡路大震災で
2度、職場と自宅を失うという
経験をしています


なので、その都度、荷物は減ったはずですが
まあ、それでも多いこと多いこと


25年間、ほとんど物を捨てていないのですから
ダイレクトメールやカタログだけでも
半端ない数です


そのまま捨てれないのは、伯母は
手紙類の間に、お金や切手類を
一緒に、挟み込む癖があったため


確かに、支払いの封筒から
お札が出てきたり(これは嬉しい!)
切手に至っては、一生かかっても使えないほど






着道楽だった伯母からは
すでに、着物一式は受け継いでいましたが
洋服は、華やかで個性的過ぎて、私には無理な感じ


90歳を超えても、帽子に手袋、コートに靴を
全身真っ赤に揃えて着ていた人


私のように、年中地味な色と形の服を
来ている人間には、絶対着こなせません!




荷物の整理は、あと少しとなってきました
45リットルのごみ袋を、100袋以上は捨てました


本も、資源ごみの日に合わせて大量に処分
9階からおろすのは、つらかった…


でも、伯母の荷物を整理することで
伯母の人生は、楽しかっただろうと、理解できました




今は、独身で、身寄りも遠縁しかいない
友人もいなくなった、
ちょっと寂しい独り者
これが、今の伯母に対する世間の評価です


でも、たくさんの写真、友人や親族からの手紙
国内のみならず、海外旅行のパンフレットもいっぱい


仕事の表彰状も残っているし、
雑誌の記事も、勲章も出てきました


たくさんの人に囲まれて、
たくさんの人を助けて、
たくさんの仕事をして、
たくさん遊びました、自分の稼ぎで!


今になって、伯母の楽しい生き様を
知ることが出来てよかった


これからの私の指針になると思います