「おままごとSTYLE」60歳からの暮らし読本

60歳からの暮らしは、楽しく気軽に、おままごとの感覚で!まだまだ、自分の世界を、広げていきたい。

今からでも遅くない!スルースキルをマスターしてみる

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私は、昔から日本的人間関係が得意ではない。その場の空気を読まずに、つい正直に言ってしまったことで、トラブルを起こすことも多々。


その割には、どこか隙があるみたいで、その隙をついてこられることも多い。つまりは、付け込まれて利用されるということ。


でも、最近、よくやくスルースキルを覚え始めました。


スルースキルを覚えるためには、まず自分の隙の原因を知ることは不可欠。その隙がどこから来るのかわかれば、対処できる。


まあ、簡単なこと。私は、人の動きや言動、雰囲気や空気に、すぐに反応していたから、その反応が仇となり、一部の人は、私に付け入ったということです。


これを知ったのが、数か月前。仕事でのある出来事から、気がつきました。



 家の近くの水路の風景



私の仕事は、主に知的障害と精神障害を併せ持つ方の支援。日中だけではなく、夜間も宿直という形で泊まり込むことがあります。


私が宿直の時に、いつも一晩中、大声で叫ぶ方がいました。他の人の時は少ない。


なぜと思い、他の人に聞いてみると、わかったのは、叫び声がするたびに、部屋を訪れていたのは、私だけ。あとのスタッフは、そのままそっとしていたそうです。


私だけが、毎回「どうしたの?」「大丈夫?」と聞いていたので、どうも反応してほしくて、わざと叫んでいたところもあるみたいで。


「どうしたの?」と聞かれれば、自分のしんどいことを話し続ける。「大丈夫?」と聞かれれば、大丈夫でない理由を懇々と述べ始める。


これは普通の心理。よく考えたら、私だって、心配されたら、自分の辛さを話し続けます。


話して落ち着けばいいのだけれど、自分のことを話し始めると、どんどん心が高ぶってしまい、落ち着きを取り戻せなくなる。


そして、興奮が続く。そして、対応してくれる人に依存する。


反応することは、本当の優しさではないのです。


私は人の辛さや愚痴を聞き続けるほどの精神力を持ち合わせていないし、そこまでする必要はなかった。


自分の心は、最後は自分で背負うしかないのですから。


ようやく学び、最近は、スルースキルを使うように。そうすると、私の時に大声を出すことはなくなりました。


反応するのではなくて、静かに見守り下手な手出しはしない。空気を動かさないという感じ。そうすると、人は落ち着くのですね。


私の態度に、よくも悪くも、人の気持ちをざわつかせるとことがある。それもわかりました。


これから、プライベートで、スルースキルを本格的に使ってみます。コツがわかったので、ようやくうまくできそうな気がします。


今更気がつくなんで、ちょっと遅い気がするけれど、しないよりはいいでしょうね。